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<塾のテストの捉え方>
ふだん重視されていて、何回も受けている塾のテストのの形式、特徴を科目ごとに見てみましょう。
理科;塾のテストは文章では答えず、空欄を埋めるか、正しい記号を選ぶか、となります。
結局おもには生物の「呼称」、部位の名称、化学反応の「結果」、名称を問われる、となります。

社会も解答形式が空欄補充、または選択式、基本的には国名・地名・歴史的出来事の名称・人物名を
正確に覚えているか、がたずねられるとなります。
算数は計算のステップなどがそれほど多くない問題が20〜30個出題される。
(5点×30=150点)
国語は抜き出し・選択式がほとんど(採点のしやすさから)。

このようになります。
最終目標は志望校の入試です。上位校の「入試」をみてみましょう。
理科、開成は実験器具に関する問題、実験データ・観察データからの読み取り・分析の問題を比較的出します。
塾のテストでよく見ますか?
麻布は太陽の動きと時刻。太陽の位置による時刻の決定の欠点を南中時刻のずれから考察させる記述、駒東は
「カラスの生態」といった問題を出しています。

社会、開成はいろいろテーマを変動させた「正しい文」の選択方式が多めです。
中には「下線部4、日本人は顔が見えないとよく言われるがその理由として近いものを選べ」
というような問題まであります。
社会用語や統計数値をたくさん・正しく知っていたとして対応可能でしょうか?

算数、本番で早く解ける子なら約20秒で解ける問題はどれだけ出ているでしょうか?
また上位校の場合、大問5個あれば1つは「場合の数(数え上げ)」ですが、普段の塾のテストでのその配点比率
はどれほどでしょうか?
そして塾のテストでの数えあげの問題の「整理の手間」、は本番と同じレベルでしょうか?
参照開成H16〔3〕H15〔2〕H14〔3〕H12〔3〕
算数は塾のテストと本番入試の質の違いから、塾のテストは良いけど過去問の出来は悪い
ということがかなり起きえます。

国語、開成は配点の9割は記述です。
麻布も本文をていねいに読み解答欄とうまくあうかどうかに気をつければ正解できるという問題は出ません。
また近年の開成の場合、文章全体の構造を把握し、整理できない子、1文1文単位での構造を意識できない子、
ふだん使っている表現が幼い子はかなり不利です。
開成の国語は「正しい(=間違っていない)ものを選ぶ」「抜き出す」ではなく、「書く」なのでこの差が答案に
出てしまうわけです。

したがって
理科・社会で比較的よくまとまっている説明の文をブランク化したものを大量にこなし正確に覚え、算数でパターン
問題に習熟し計算ははやく・正確で、国語は消去法に強く、抜き出しに強い
塾のテストの点数の良い子
こういう子は本番を考えたときに、完璧な子、でしょうか?
理科・社会は麻布・開成に対応可能でしょうか?、算数・国語は開成に対応可能でしょうか?

したがってとくに塾の先生が「社会はあと〇〇点必要ですね、国語はあと●●点必要ですね」ぐらいのことしか
言わなかった場合、それは本番に向けてのアドバイスと言えるでしょうか?

必要なのは、本番の問題とのつながりから、よく出るのに間違ってしまっている(例;理科の実験器具、データや
リード文を与えられての思考型問題、社会のテーマ型「正しい文を選べ」問題)そういうものがどれだけあるのかの
把握と指摘でしょう。

また算数は点数が良くても本番の出題傾向を考えると、場合の数で小問1つしかとれていない、もしくは飛ばした
という場合、それでも塾の算数の点数は良くなりますが、本番で良く出るものが出来てないわけですから「算数は
問題なし」と考えて果たしてよいのでしょうか?

国語は合計点が良くても、50字以上の記述問題平均すると10点満点で3点前後の場合、開成の本番の
配点比を思い出せば
、かなり要注意な状況であるのはお分かりいただけるでしょう。

点数と偏差値だけ見ている人の「アドバイス」(「社会はあと〇〇点必要ですね、国語はあと●●点必要ですね」)で果たして用が足りるでしょうか?
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